有機化学

エステルについて

投稿日:11月 13, 2020 更新日:

今回はエステルの性質について解説していくにゃ!

・エステルとは?

 エステルは分子中にエステル結合ーCOOーをもつ化合物の事です。

エステルの例としてギ酸エチルHCOOC2H5、酢酸ペンチルCH3COOC5H11が挙げられます。

・エステル化とは?

 エステル化はカルボン酸とアルコールに濃硫酸を加え加熱することで脱水縮合反応がおこる反応のことになります。下の反応はカルボキシ基からOH、アルコールのヒドロキシ基からHがとれてH2Oができます。

・エステルの加水分解について

エステルは上に示すように可逆反応です。ということはエステルをカルボン酸とアルコールに分解可能です。ここでは2パターン説明します。

酸を用いたパターン

エステルに希硫酸を加え加熱することで加水分解反応がおこります。濃硫酸のときとは違います。

塩基を用いたパターン

エステルの加水分解は水酸化ナトリウム水溶液を加え熱することで反応が可能です。このときエステルの加水分解とカルボン酸と水酸化ナトリウムの中和反応の二つがおこっており下には二つをまとめた物を示します。

・演習問題

問題()にあてはまる語句を答えよ。

 一般にエステルはアルコールとカルボン酸との(1)反応の一つである(2)によって得られる。

 エタノールと酢酸の混合物に少量の(3)を加えて加熱すると果実のような芳香をもつ(4)が生じる。

 エステルに水を加えて長時間加熱するとエステルは徐序に加水分解されて(5)と(6)[順不同]を生じる反応が起こる。

  1. 縮合
  2. エステル化
  3. 濃硫酸
  4. 酢酸エチル
  5. カルボン酸
  6. アルコール

-有機化学

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